インターネット・オブ・シングス(IoT)の弱点とは?

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なにかと話題のIoT。家電やいろいろな機器をネットワークにつなぎ、便利で新しい活用法を生み出してくれます。

でも、便利な反面、コンピュータ、インターネットにつきもののウイルスや脆弱性も存在しているんです。

インターネット・オブ・シングス(IoT)の弱点とは?

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先日、FCAの車を乗っ取りドライバーの意思とは無関係にハンドルを切ったり、エンジンを停止する動画が公開され話題になりました。

車がハッキングされて乗っ取られる!?
最近の車はインターネットに接続できるようになってきています。とても便利でナビはもちろんのこと、車のハンドル操作やさまざまな制御までできてしまいます。でも、その便利さが仇になることがあるかも知れないとしたら、あなたはそれでもその車に乗りますか...

あらゆるモノがインターネットにつながることにるメリットは大きいですが、安全対策も同時にしっかりと行っていかないと危険です、という典型的なお話だと思います。

 

8月に行われたデフコンでは、バールなどでは絶対に開けることができない金庫を、いとも簡単に開けてしまうデモが行われました。

※DEFCON(デフコン)とは、世界中のハッカーが集まり、さまざまな講演やハッカーコンテストを行ったりするイベントのこと。

 

インターネットにつながる金庫「スマート金庫」をウイルスが入ったUSBメモリーを差し込むことで、物理的には開けることができなかった金庫の鍵が開いてしまいました。

 

他にも車の機器の一部に小型の攻撃装置をつなげて遠隔操縦させるなんて芸当もできてしまうという話も。

これなんかは車自体の欠陥を突いたものではなく、カーステレオやナビシステムの受信機能を悪用しているもので、車メーカだけで対策できるものではない状態です。

 

IoTは今までにない付加価値を従来の製品に組み込むことができるので、メーカーとしては注目しているもの。

 

家電などの成熟した市場の製品であればなおさらのことで、なかなか付加価値を生み出すことが難しいので、IoTに対しての期待はかなりのもの。

 

また、車や家電という身近なものだけでなく、人工衛星や工場プラントをハッキングして誤作動、遠隔操作をしたりなんてことも言われています。

 

便利さと安全面はトレードオフにはできないもの。

開発メーカー側はセキュリティ対策もしっかりと加味したうえで製品化をしないとサイバーテロなどの標的になりかねません。

セキュリティ事故を起こした場合のリカバリがどれだけ大変かは、個人情報漏えいを起こしたベネッセや先日の年金機構の件でもよくわかると思います。

 

あなたは便利さと安全性どちらを優先しますか?

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