NECがAI(人工知能)を使った監視カメラで不審者を判別、特定できるソフトを開発しました。
すごいと思いつつも、これはもうプライバシーもなにも何もあったものではなくなるのではないかという心配が。。。
監視カメラで不審者特定。あなたのプライバシーは大丈夫?
このNECのソフトは不審者が映った防犯カメラの画像を1000枚程度読み込ませると特徴を見つけて記憶するといいます。
そして、カメラにそれに近い人物の画像が写ると警告音と一緒に警告メッセージを表示してくれます。
これは、NECが得意とする顔認識の技術に人工知能を組み合わせたもので実現されています。
実用化までの期間をものすごく短縮した
今まではその手の専門家が服装や動き方などの特徴からプログラミングして登録していたため設定だけで半年かかるとか。
それがこのソフトを使うと、なんと、1週間程度で使えるようになってしまうというのですから凄いですね。
費用も従来、数億円かかっていたものがこのシステムでは530万円/年から導入できるといいます。
監視カメラでも人工知能が熱い
人工知能(AI)は人間のように推論や連想、学習する知能を持ったコンピュータのこと。
いろいろなところで使われていて、有名どころでは
- グーグルの検索
- アマゾンのレコメンデーション機能
- ソフトバンクのペッパー
- マイクロソフトのLINEでの会話
などなど。
どうも人工知能というと、映画AIやマトリックスというAIに人が支配されてしまったり、悲しい結末を迎えたりと、私はあまり良い印象を持っていませんが、今後、進化、コストダウンによる普及と人々の生活に深く関わってくることは間違いなさそうですね。
監視カメラにプライバシー問題はないのか?
今や防犯カメラの名目で街中にビデオカメラが設置されていますね。
犯罪を未然に防ぐ効果があったり、捜査に活用できたりというメリットの裏側にはプライバシーの侵害という問題も。
犯罪が起きるたびに防犯カメラが設置され、今では町中にかなりの数の防犯カメラがあります。
常に監視されている世の中、なんてちょっと怖くないですか?
防犯カメラの有用性とともにプライバシー問題もしっかりと議論しなければならないと思います。
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