HTTP/1.1の後継にあたるプロトコルHTTP/2ではhttpsのほうがhttpより早いらしいです。
その話が本当なのか確認してみました。
HTTPSの方がHTTPよりも早いって本当なのか?
シマンテックからのメールで「HTTPSの方がHTTPよりも高速」というような内容が送られてきました。
現在のHTTP/1.1では、ウェブブラウザでファイルをダウンロードするときに、ひとつのファイルのダウンロードが完了するまで、次のファイルのダウンロード要求を送信できない仕様になっているが、HTTP/2では、多数のファイルを並行してダウンロードすることが出来るため、HTTP/1.1のような遅延が出ないから、というのが理由なようです。
HTTP/1.1は1990年代に標準化された技術なので、まぁ、そろそろ世代交代ですね。
HTTPSの方が早い理由とは?
でも、これだけではHTTPSだけが速くなる理由にはなりませんよね。
だって、この内容だと、httpsだけじゃなく、httpだって早くなるわけですから。
で、実はここからブラウザベンダがこの理由に絡んでくるわけです。
ブラウザベンダはHTTPSだけHTTP/2の実装を進めているようです。
よって、
- http→HTTP/1.1
- https→HTTP/2
ということになります。
なるほど、これが、httpsの方が速くなるという理由なわけです。
FirefoxはもうHTTP/2でサポートするのはhttpsのみって言いきっているらしく、GoogleとMicrosoftも今のところHTTP/2ではHTTPSのみサポートしている状態です。
完全にhttpsに舵を切っているということです。
でも、本当に速いのか分かりませんよね。
そんな疑い深いあなたに、HTTP/2とHTTP/1.1のダウンロード速度を比較できるサイトがありますのでご紹介します。
私も試してみましたが、HTTP/2に対応しているChromeだと確かに速いです。
9%くらい速かったです。
Firefoxにおいてはキャッシュの影響もあると思いますが、84%!?も速かったです。
※ほんとかいな?という気はしますが。
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