今回はウェブサーバインスタンスについての内容です。できる限りわかりやすくまとめてみました。
ウェブサーバインスタンスとはいったい何なのか?いまだにもやもやしているところもありますが、とりあえず簡単にまとめてみました。
ウェブサーバインスタンスとは?SSLを含め簡単にまとめてみた
「インスタンス」とは、1つのシステムで複数のWeb サーバーを動かす場合に、別に存在するWebサーバーを表すために使用される言葉、用語です。
よって、1台のサーバで複数のWebサイトを運用している場合は、それぞれ別々のインスタンスが立ちあがっている状態と表現できます。
まぁ、平たく言えばそれぞれのサイトのことですね。
複数のサーバーインスタンスが実行できるサーバであれば1台のサーバで複数のWebサイトをサポート(構築)することができるわけです。
ウェブサーバをインスタンスで分ける理由
ウェブサーバをインスタンスで分ける理由としては、インスタンスで分けることによって全然違うサイトを運営したり、同一サイトでも負荷分散の目的で複数インスタンスをたちあげたりします。
また、サーバ管理者としてはコストを抑えるための施策としてこの運用方法を採用している場合もあります。物理サーバを追加せずに複数のサイトを運用したりするということです。
インスタンスで分けた場合のSSLサーバ証明書の設定は?
では、ウェブサーバをインスタンスで分けた場合のSSLサーバ証明書の設定についてです。
そもそもSSLサーバ証明書はドメイン(FQDN)毎に取得しなければならないものなので、ドメイン(FQDN)が違う場合は、当然それぞれ購入して設定します。
ドメインが違うのであれば、それぞれのインスタンス用に証明書を設定するということです。
一方、同一のドメイン(FQDN)で複数サイトを構築する場合は、使用しているサーバ次第になると思います。
インスタンスごとにそれぞれ設定することも、証明書を共通とすることもできると思います。
ライセンスフリーのSSLサーバ証明書であればどちらの場合でも、コスト的には変わりはありませんが、そうでない(インスタンスごとに証明書の購入が必要)ベンダの場合は共通設定ができるようにしないとコストがかかってしまうことになります。
ウェブサーバインスタンスにはどんなサーバが対応しているの?
複数のサーバインスタンスは最近の以下のようなサーバであれば対応しているようです。
- Sun Java System Application Server
- IIS7.0以降
- Apache
※IISはIIS5やIIS6でもホストヘッダー値を使用して複数サイトの運用は可能なようです。
詳しくはウェブサーバの開発元に聞くのが良いと思いますが、以下のサイトなんかも参考になるのではないでしょうか。
ちなみに、AWSでは様々なインスタンスタイプがあるようです。
以上、「ウェブサーバインスタンスとは?SSLを含め簡単にまとめてみた」でした。
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