SSL/TLSに関わっていると必ず出てくるキーワード「コモンネーム」。
そのまま直訳すれば「共通名」ですが、直訳してもよく分かりません。
今回はそんなSSL/TLSの世界で使われているコモンネームについて分かりやすく解説してみました。
コモンネームとはいったい何でしょう?
SSL/TLSの世界で使われる「コモンネーム」とはFQDNのことを指しています。
で、FQDNってなに?
って、なりますよね。。。
FQDNとはFully Qualified Domain Nameのことで、そう、完全修飾ドメイン名です。
んん~、まだまだ、訳が分からないですね。
さらにシンプルに説明していきます。
コモンネームとはサブドメインを含めたURLのこと
コモンネームとは、
wwwなどのサブドメインを含めたドメインのことです。
少しわかりやすくなったでしょうか?
ドメインというのは、グーグルのサイトwww.google.comやwww.google.co.jpであれば
「google.com」
や
「google.co.jp」
の部分のことを指しています。
そして、サブドメインとはドメインの前に付く
www
や
ssl
などのことになります。
ということで、コモンネームは
www.google.com
ssl.google.com
など、サブドメインとドメインをつなげた
- Fully(完全に)
- Qualified(指定された)
- Domain Name(ドメイン名)
を言います。
ちなみに、www.google.com/ssl/index.html
などの/(スラッシュ)から後ろのところはコモンネームには含まれませんので、注意してください。
あくまでも最初の/(スラッシュ)までのところを言います。
ドメインがどこからどこまで分からない
コモンネームもFQDNもわかったけど、どこまでがドメインなのか判断つかないんですけど。
これ、分かります。
私も最初はどこからどこまでがドメインで、どこがサブドメインなのか判断に迷うことがありましたので。
超ざっくり言うと、右から2番目までがドメインと考えればOKです!(これ厳密には正しくないのですが、この解釈でかなりの確率で正解になります)
例えば、.com、.netなんてのはgoogle.com、google.netまでがドメインということになります。
いやいや、それじゃco.jpとかne.jpとかはどうなるんですか?という話ですが、それは確かにその通りで国別ドメインもありますので、「右から2番目までがドメイン」というのは必ずしも正しくないのですが、大体あっているのでここではそのように書かせてもらいました。
このページではあくまでもコモンネームについての説明、ということでご了承ください。
ドメインについてはまたの機会に説明したいと思います。
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