愛知県は5月28日に、5月5日に公表した新型コロナウイルス感染症に関するWebページ上への患者に関する非公開情報の誤掲載について、患者への対応を発表しています。
5月5日午前9時30分頃から午前10時15分頃まで、愛知県新型コロナウイルス感染症に関するWebページに、非公開情報を含んだ「新型コロナウイルス感染症県内発生事例一覧表」を誤って掲載したセキュリティ事故がありました。

【愛知県】新型コロナウイルス感染者の氏名等誤掲載495件エクセルの内容
愛知県がやってしまいました。
5月5日、同県の新型コロナウイルス感染症に関するWebページ上への患者に関する非公開情報が誤掲載されてしまっていました。
そのエクセルファイルには一体、どんな情報が。
【愛知県】新型コロナウイルス...
本来は
- 発表日
- 年代・性別
- 国籍
- 住居地
- 接触状況
- 備考(県、名古屋市又は中核市別の発生事例番号)
のみの公開であったものが、間違って掲載されてしまいました。
誤掲載した内容
誤掲載したのは、患者490人分の
- 氏名
- 入院先医療機関
- 入院日
- 転院先医療機関
- 転院日
- 退院日
- 発生届提出保健所
- クラスターの名称及び分類
等です。
賠償内容
で、気になるその賠償金額は
- 氏名を掲載した396人に対し一人当たり4万円
- 氏名が掲載されていない94人に対し一人当たり2万円
となり、なんと、合計1,772万円!
なお、この賠償金額は愛知県によると過去の裁判例を参考に判断して算出したそうです。
賠償のスケジュール
愛知県では以下の通り賠償を進めているようです。
- 5月28日:対象者に賠償額の案内と承諾書の返送を依頼済み。
- 6月定例県議会:内容を提案し第1回目の賠償支払い
- それ以降:月1回程度の期間で取りまとめ、順次賠償支払い
やっぱりセキュリティ事故は怖いですね。
コメント